高橋:僕も八木さんも立命館中高出身ですけど、立命館大学に進むことになんの迷いもなかったですね。立命の雰囲気が好きで、ずっとその中に身を置いていたいと思っていましたから。
八木:憧れの先輩の背中を追いかけていたら、いつの間にか大学生になっていたという感じ。先輩後輩の仲が良いのも立命の特徴ちゃいますか。
高橋:今こうしてサバンナとして活動できているのも、立命館大学に入ったからなんですよね。学内を歩いていたら、高校の柔道部で先輩やった八木さんと再会して、漫才やらへんかって声かけられて。それから休み時間に談話室で漫才を始めるんですが、白い目で見てくる人はひとりもいない。どんな奴でも受け入れられるような雰囲気があるんですよね、立命には。アホな奴もいれば賢い奴もいる。そのバランスがちょうど良かった気がします。
八木:僕らコンビはふたりとも京都出身なんで当たり前に思っていましたけど、衣笠キャンパスって実はすごく恵まれた環境にあるんですよね。キャンパスの中だけじゃなくて、公園とか、鴨川とか、同世代が溜まれる場所がそこらじゅうにありました。
高橋:僕らも毎週水曜の夕方に決まった公園でネタを披露するようになるんですが、気がついたら100人くらい集まるようになっていましたね。他にも何組か立命の同期や後輩に声をかけて一緒に出てたんですけど、その中には今ファミリーレストランっていうコンビを組んでいる原田と下林もいました。
八木:芸人やっていて良かったなと思うことの一つが、全都道府県を制覇できたこと。校友会も全都道府県を網羅しているそうですけど、実際、ロケや営業の行く先々で校友にお会いすることってすごく多いんです。お互い立命出身っていうことがわかると、すぐに「何年卒?」って会話が始まって、先輩後輩、同期の関係になれる。ありがたいことです。
高橋:校友同士なら初対面でも距離が縮まるということもあれば、再会が特別な意味を持つこともありますよね。たとえばくるりとは在学中から交流があって、サバンナのラジオ番組に出演してもらったこともありました。その時、くるりがこれからメジャーデビューするっていう話題が出たんですけど、ホンマにその直後から一気に有名になりましたからね。それからしばらく付き合いなかったんですけど、数年前にくるりの武道館のライブを観に行かせてもらえて。連絡とっていない間もくるりの音楽はずっと聴いていたので、すごく感慨深いものがありました。
八木:僕と相方みたいに、在学中からずっと続く関係というのは特殊かもしれない。だけど、「グレーター」を歌えたり、エンジの色に胸が熱くなったり、同じ大学を卒業しているということでどこかで繫がっている部分があるんですよね。自然と仲間意識が芽生えるんです。
高橋:やっぱり助け合える仲間というのは良いですよね。ですから校友のみなさん! 僕が困った時は、どうか助けてください。僕もみなさんがお腹が痛くて困っている時は、お役に立てると思います。共に助け合いましょう。