荒木 幸彦さん(校友会設立100周年記念事業特別委員会委員長)
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- 2017.03.11
いつも力強いリーダーシップで特別委員会を牽引してくれる荒木委員長(’65法)。母校への個人的な想いを交えながら、100周年記念事業にかける意気込みを伺いました。
校友会活動は母校への恩返し
自己紹介では「立命館大学体育会相撲部卒の荒木です」と名乗るほど、学生時代に所属していた相撲部への思い入れは強いものがあります。卒業して52年、13回の転勤を経験しましたが、日本全国どこにいても相撲部OB会は一度も欠席したことがありません。スポーツフェローの会合にもほとんど出ていますね。各運動部の中だけでなく、体育会全体の団結力の強さも我が母校が誇る特徴のひとつですから。校友会本部の活動に関わるようになった背景には、先輩のお誘いを断りきれなかったという事情もありますが(笑)、一生ものの友人や先輩後輩、恩師との出会いを与えてくれた母校に恩返ししたいという気持ちが一番にありました。
設立時の精神をつなぐ
校友会設立100周年記念事業特別委員会の委員長をお引き受けするにあたって、母校の歴史や校友会の成り立ちについて勉強しました。校友会設立のきっかけとなった大学昇格運動のことを初めて知り、本当に驚きました。母校のため供託金集めに汗をかいた先輩たちの熱意に、胸を打たれたのです。それまでの不勉強を恥じる思いもありましたが、むしろこうした設立時の精神を伝えていきたいと、強い使命感を抱くようになりました。卒業して半世紀以上経つ世代の私ですら知らなかったエピソードです。若い校友たちが知らなくても不思議はありません。校友会の設立経緯をしっかりと学び、次世代に伝えていくことは、100周年記念事業の大切な役割のひとつです。
100周年の、その先を見据えて
もちろん草創期の先輩方の偉業にスポットを当てることだけで、100周年事業を終始させるつもりはありません。校友会設立100周年記念事業特別委員会では記念式典の内容はもちろん、記念誌や記念品などあらゆることを議論していますが、女性校友や若手校友が積極的にアイデアを出してくれます。彼ら彼女らがこれからの校友会を担っていくと考えると、実に頼もしい。若手がどんどん新しいことにチャレンジし、年配者はサポートに徹する。こうしたサイクル作りは組織を発展させる上で欠かせないものです。校友会の次の100年を見据え、校友会設立100周年記念事業特別委員会は、その実践の場になればと思っています。