江川功さん(立命館アニバーサリー作者)
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- 2017.11.13
誰もが懐かしさを覚える歌詞と、つい口ずさみたくなるメロディー。校友大会でお馴染「立命館アニバーサリー」の作者で、校友会設立100周年新潟県応援隊の副隊長も務める江川功さん(’81経営)に、音楽と校友会への思いを語ってもらいました。
立命館アニバーサリー誕生のきっかけ
ギターは中学生の時から始めて、高校時代はもう曲作りをしていました。大学を卒業してからは、実家の酒屋を継ぐ傍ら、裏庭で野外コンサートを開いたりもしていましたね。校友会に関わるようになったのも、野外コンサートの情報が新聞に載り、たまたまその記事をご覧になった今の名誉会長である小野守通さんが訪ねてこられたのがきっかけです。誘われるがまま校友会行事に顔を出すようになり、友達も増え楽しくなってきた頃、「ギターを弾くんだったら、校友会の曲を作ってくれないか?」と再び小野さんに声をかけられました。こうして生まれたのが立命館アニバーサリーです。初めて披露してからもう30年近くなりますが、以来、総会は皆勤賞。プログラムの中に組み込まれているので、休むことができないんです(笑)。
学生時代の思い出そのもの
歌詞はまさに私の学生生活がモチーフになっています。太秦に下宿していたのですが、友人がバイトしていた帷子の辻の王将には毎日のように通っていました。大盛りを注文すると、これでもかってくらいてんこ盛りにしてくれて。とにかくなすびと餃子が美味しかったことを覚えていて、それをそのまま歌っただけなのですが、奇をてらわなかったことが却って良かったみたいですね。自分自身の経験を重ねやすいのか、歌詞の中でも王将の部分が特に好評です。金沢の校友大会で初めてこの歌を聴いたという方が、就職浪人が決まった時に同じ下宿の仲間が王将の餃子パーティーを開いてなぐさめてくれたなんていうエピソードを思い出したと語ってくれたこともあります。
音楽の力で応援したい
この度校友会設立100周年新潟県応援隊の副隊長を任されることになりましたが、私にできる一番の応援は、やっぱり歌うこと。嬉しいことに、立命館アニバーサリーは新潟県校友会だけでなく、全国のみなさんに肩を組んで歌っていただけるほど愛されるようになりました。コーラスがついたり、曲に合わせて映像がついたり、新潟県校友会の設立50周年式典ではなんと振り付けが加わりみんなで踊れるようになりました。単に歌う、聴くという一方通行な関係を超え、一体感を生み出すメディアとして常に進化していっています。これはまさしく音楽の力。この力を最大限に生かして、校友会設立100周年を盛り上げていきたいですね。
▼オール立命館校友大会2017in京都での様子