2019年 立命館大学校友会は設立100周年を迎えます。

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教職課程の思い出

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今村 有紀子さん
2002年卒/産業社会学部人間文化コース学科
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2018.2.21
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教職課程の思い出

立命館大学校友会設立100周年記念にあたり、私の心に残る講義について語らせていただきます。
私は教職課程を取っておりましたが、講義では様々な個性的なものがありました。
中でも特に印象に残っているものが以下の講義です。
講義内容自体は無難なものだったらしく、内容の詳細な記憶は残っておりません。
特記すべきは、その評価方法です。
完全な自由形式のレポートを課していたのです。
先輩たちのレポートは、牛乳パックやビニール傘に書かれていたりしたそうです。
先生は、「生物だけはやめて下さい」としかおっしゃりませんでしたので。
私は、最初はそこまで思い切れず、レターセットに書きました。
評価はBでした。
次の学期では、少しやり方が分かってきて、折り紙に書いて折りました。
評価はAでした。
友人は、半畳の畳に書いていました。
女性でしたが、畳をかついで西大路を自転車に乗り、二条城の前を通って衣笠まで上って来たのだそうです。
二条城の観光客は、さぞ驚いたことでしょう。
もちろん評価はAでした。
先生は、教師としての独創性と、豊かな心を育てたかったのだと思います。
教師になって、もしも破天荒な生徒を受け持つことがあっても、「畳をかついで来た女学生が高評価な大学があること」を知っていたら、余裕ができて、その生徒に対する評価は変わるでしょう。
私は教師にはなりませんでしたが、先生が笑いと共に教えて下さったことは、心の支えになってます。
どうもありがとうございました。

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