2019年 立命館大学校友会は設立100周年を迎えます。

Alumni

つながる

みんなの思い出

友人・恩師・クラブ・キャンパスライフ…
校友だから共感できる!
そんな学生時代の思い出をのぞいてみよう。

投稿受付中!

  • No image

伝家の宝刀 立命館の立地

name
森 弘史さん
1992年卒/法学部
post
2018.2.22
Twitter Face book

SHARE

伝家の宝刀 立命館の立地

私が立命館イベントの思い出として忘れられない事は、学生時代勉学に励んだ古都衣笠の環境と卒業旅行でドタバタした東京ディズニーランドとのギャップです。当時の私の所属していたゼミは、今では人名事典にも載っている故安藤次男先生の政治史ゼミでした。(ウィキペディアにも優秀な学生が多く集まったとされています。私もその一人?)
当時建設されホヤホヤの通称パルテノン神殿=西園寺記念館へ入館させて頂いた時の何と誇らしかったこと。ゼミの特殊講義ではことあるごとに利用させて頂き、一生に一度あるかないかの世界遺産金閣寺の敷地内をなんと学校からゼミ仲間と共にゾロゾロと歩いて行ったことが今となってはとても不思議に思えてなりません。光栄なことをあたりまえと思っていました。又、セミナー実習の折には、衣笠セミナーハウス(今もう無いかもしれません。)で勉強会を開かせて頂きました。まるで平安貴族にでもなったかのような景勝広沢池近くでの優雅な勉強会でした。
当時ジュリアナ東京や、マハラジャ等といった事象に踊らされていたバブル時代に、真逆の環境にいたのです。時を経て齢をとったせいもあり、学生時代を衣笠で過ごさせて頂いたこと本当に自慢に、誇りに思っています。
それととても対称的だったのが、卒業旅行で東京ディズニーランドと国会議事堂や、NHK放送局を訪問した時のことです。(もちろん安藤先生も一緒でした。)ちょうどその年、東京が数十年ぶりの大雪となり、渋谷が30cmくらいの雪で覆われてしまったことを覚えています。そんな折、ゼミ仲間十数名くらいで、何と混雑まっただ中の東京地下鉄を利用しながら移動していた時のことです。電車が到着する度にはきだされてくる人波の中で、「あ、福田さん(九州の女の子でした。)がいない」、「どこにいったの。」、「あ、いた。」「よかった。」などと京都とは全く正反対の世界の東京でテンテコマイをしてしまったことを覚えています。当の私も、ゼミ仲間と一緒に泊まった渋谷の宿泊所の住所を忘れてしまい、何と安藤先生じきじきに迎えに来て頂いてしまいとても恥ずかしい思いをしました。同時に一生の思い出を作ってしまいました。オッチョコチョイな私は仲間がスペースマウンテン等に乗っているのを尻目にして、雪の降る中、相合傘で安藤先生の説教を延々と受けてしまうハメとなってしまいました。今では本当に懐かしく有り難く、光栄に思っています。後輩達に言いたいのは、その時その時の時勢に流されず、計画性と信念をもって勉学に励んでもらいたいと思っています。
(立命で勉強している現役学生は本当に幸せなんです!)

↑